皆様、こんにちは。接客維心コンサルタントの小早川と申します。
_MG_5432接客教育や接客にまつわるブログをスタートさせます。
随時更新して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、第一回となる今回は、接客維心の仕事についてご紹介申し上げます。

弊社は2006年に創業、現在に至るまでおよそ7年の間、接客の研究や接客教育を行って参りました。様々な種類の接客を指導していく中で気付いたことは、「接客者の多くは人格形成が足りていない」と言うことです。

接客者と言うのは、消費者にとって「言葉づかいや人と接する態度」の見本であり、教科書です。接客者の皆さんがどのように思われているかは別として、少なくとも多くの消費者がそのように考えています。特に百貨店の接客者に至ってはそう思われる傾向が最も強く、近年の百貨店の接客者達に、ある意味で失望感を抱いている人が多いのも事実。

なぜ失望されてしまうかと言うと、やはり単純に「人格形成が足りていない」からの一言に尽きます。ここで言う優れた人格とは、すなわち歴史的教養や文化的教養を身につけており、優れた道徳観を持ち、高いコミュニケーション能力と強い貢献心、忠誠心を有している状態を指します。

そんなことを言われるなんて心外だ、とお考えの方もおられるでしょう。しかし世の中全体を鑑みていただければ、そういった考え方を持たない接客者がいかに多いか、おわかり頂けると思います。

それと同時に、接客教育の現状を見直してみると、やはりここでも人格形成教育が根本的に欠如している事にも気付くことでしょう。たとえば近年、接客マナー講師という仕事が人気のようです。しかしマナー講師と言うのは学校に行けば、接客の経験が無くても誰でもなることが出来る仕事です。もちろん中にはちゃんとした接客マナー講師の先生もおられますが、接客経験の無い接客マナー講師が何と多い事か。

弊社はその潮流に強く異を唱えています。やはり教育者と言うのは、教育についての専門的な見識や豊かな経験を持っているべきでしょう。そして接客教育ならば、接客と営業の経験が豊かでもあるべきです。なぜここで営業の経験を引っ張り出すかと言うと、営業と言う仕事は接客とは異なり、同じ「物を売る」仕事であっても「外に出る」仕事なのです。それだけ、世間が広いと言うことですね。

いずれにせよ、例えば英語教師ならば海外長期滞在経験があり、ちゃんと教育についての専門的な研究を行っているのは当然。接客教育についても同じ事で、弊社が育てようとしているのは「接客非常勤講師」ではなく「接客師範」なのです。

非常勤講師と師範の違いは簡単。非常勤講師が、たとえば英語や数学のような特定の分野のみを臨時で担当する役割なのに対し、師範と言うのは特定分野の教員であり、生きかたの模範となるべき人を指します。つまり、「師」であり「範」でもある人。

師範を育てると言うのが接客維心のコンセプトです。つまり接客技術に卓越しており、その技術を人に伝える力を持ち合わせ、それと同時に人格がしっかりと形成されている人を育て、企業や日本国の将来を担う重要な人物へと成長させていくこと。弊社が接客マナー講師と全く違う要素を持っている事は、これでおわかり頂けると思います。

弊社にしか出来ない上質な教育によって、接客者達を大きく成長させて行くため、今後とも精進して参ります。

最後までお読みいただき、誠に有り難うございました。