以前、とある中国のサッカー振興教育担当者が来日した時、こう呟いたそうです。
「日本のサッカーの根底は教育にある。サッカーに対する認識が違う。われわれとの距離はあまりに大きすぎる」

弊社が指導した接客者達を他の接客教育会社見たら、こう言うでしょう。
「この指導の根底は教育にある。接客に対する認識が違う。われわれとの距離はあまりに大きすぎる」

私は自分のやり方を、USP理論とかランチェスター弱者の法則とか言う言葉で表現はしたくありません。教育者として真にやるべき事を、素直にやっているだけのことなのです。

スキル教育など、後付けでも良いのです。むしろ人間的成長を促せばスキルごときは自己研鑽してくれるもの。ヒアリング技術や共感技術など、スキル教育ばかりにこだわる接客教育は、教育の本質を外しているとしか思えません。教育の本質を外した接客教育は、表面的な顧客しか生み出しません。

本当にロイヤリティの高い、つまり他店に浮気しない顧客を生み出したいのであれば、接客者一人一人が人間的に大きく成長する必要があります。そしてそれこそが、企業成長の大きな一助になるのです。目先の利益や目先の結果だけを追い求める教育は、確実に破綻します。

教育が効果を発揮し始めるまでには通常、最低でも1年はかかります。本当の意味で明らかな違いを目にするようになるには、やはり2年は見ておかなくてはいけません。ですので弊社の教育は、短期的な視点での投資と思って頂きたくないのです。

弊社の教育スタイルは、企業の教育戦略・成長戦略に大きな影響を及ぼすことが出来ます。と言うのも、そもそも弊社が接客教育は戦略的に行うべきだと考えているからに他なりません。教育は国家百年の大計と言いますが、それを地で行っているのが弊社だと言う事が出来ます。

3ヶ月や半年程度で劇的な変化を求められるのであれば、他社にご依頼頂いた方が良いでしょう。弊社にご依頼頂く上は、やはり長期的な観点で企業風土を改良していくと言う意識を持って頂きたいのです。人事が考えるべきは、わずか半年後の教育効果ではなく、5年先、10年先を見据えた教育効果では無いでしょうか。

確かに弊社と似たような教育カリキュラムを持つ大手接客教育会社は存在します。しかし、飽くまでも「似ている」だけで本質が全く異なります。それが、冒頭に紹介したサッカー教育者のコメントをもじった物なのです。

この違いが何故生まれるのか。他社の場合はカリキュラムに応じてそれぞれ異なった講師が担当する場合が大半です。が、弊社の場合はいずれのカリキュラムもたった一人の教員によって担当されるのです。それだけ極めて幅広く、専門的な知識や多様な考え方を身に付けていなくては、弊社の教員としては認められません。つまり俯瞰力が無くてはいけないのが、弊社の指導なのです。俯瞰力を身に付けるからこそ、教育の本質や重要性に気付くことが出来るのです。

カリキュラムごとに講師が異なれば、その講師の意識の程度はどうなるでしょうか。自らのカリキュラムこそ接客の究極奥義だと言い張り、それだけ覚えれば良い、と言うような指導を接客者達にしてしまいます。それをしてしまうと、接客者達の種々の性格を無視したムラの多い教育になってしまうのです。

接客者達が持つ様々な性格に教育カリキュラムを乗せていくためには、やはり接客者一人一人の個性を認め、理解する力が養われていなくてはいけません。それと同時に「この接客者にはこういった指導法が向いている」と言う事に気付かなくてはいけませんし、それが出来なくては学校教育のように「生徒の個性を認めない無個性教育」になってしまい兼ねないのです。

原生林の強さとは、樹木の根の深さにあります。生態系を豊かにし、水を浄化し、土を豊かにするには、時間が掛かっても必要な根の深さと言うものがあります。

原生林の強さとは、樹木の根の深さにあります。生態系を豊かにし、水を浄化し、土を豊かにするには、時間が掛かっても必要な根の深さと言うものがあります。

全てのカリキュラムを総合的に指導出来る教員だからこそ、接客者一人一人の個性を認め、理解する俯瞰力が養われるのです。そして、一人一人の個性を認め理解出来るからこそ、それぞれの接客者の人間性を高めることが出来るのです。

弊社は接客教育を通じた人格形成をそのコンセプトとしています。そのため人格形成をするために必要な総合的要素や俯瞰力が身につきづらい、カリキュラムごとの専門講師を外部から招へいするやり方は採っておりません。

確かにカリキュラム毎の講師の方が生産性は高いように見えるでしょう。しかし20年~30年と言う本当に長い目で見たとき、真に企業に貢献出来る人材を育てることが出来るのは、総合的な教員である事は疑いようがありません。つまり弊社は企業の役員にだって成長できるほどの接客者を育てているのです。

日本は過去、成長が早い杉を大量に植樹しました。すぐに成長し、すぐに刈り取り、すぐに木材に出来るからと言う理由です。しかし杉は根が浅く、山林の地盤を強烈に弱めてしまいました。多量の杉花粉は都市部において花粉症を多発させ、しかも林業の衰退によりそもそも杉を植えた意味すら失われてしまっています。
それに対して原生林を創り上げるブナやシイ、カバの木は生長に大変時間が掛かります。その代わり根が深いそれらの樹木は山林の地盤を強め、水を浄化し、地域の生態系を大変逞しくします。

今日本が直面している人材の問題には、杉の植樹と言う国家的失策と全く同じ構造が秘められています。雇用も「今必要な人材を外国から雇用する」と言う考え方ではなく、企業自らの力で必要とされる人材を育てていく方向に、今一度目を向けるべきでしょう。人口減少に喘ぐ日本経済を救う事が出来る考え方とは、改めて根深く逞しい樹木、すなわち生え抜きの人材を強く逞しく育てていくことなのです。

売上に直結する接客力。他社が接客力=マナーだとか、接客力=スキルだと考える中、弊社では接客力=人間力だと考えています。豊かな人間性が備わっているからこそ生み出せる接客の幅。それを接客者達に身に付けさせる事こそ、真の接客教育だと断言致します。

これから先、日本の人口は3分の2にまで減少します。つまり経済も3分の2になると言う事。そんな将来がはっきり見えている現在にあって、外国人雇用を使って急場を凌ぐようなやり方は賢明とは言えません。むしろ今のような厳しいときだからこそ、敢えて自らの手で人を育成すると言う茨の道を突き進み、将来かならずやってくる「人口3分の2」国家と言う最も辛い状況に耐えうるだけの能力を、接客者達が身に付けなくてはいけないのです。そうしなくては、企業が耐えられる筈はありません。

弊社は「教育」を接客の根底に流れるべきもの、と認識しています。カリキュラム毎の“講師”を外部から招へいするのではなく、企業の歴史と接客者の人生を同時に見つめられる“教員”を自ら養っています。

多くの大手企業が外国人雇用で急場凌ぎをする接客業界。御社ではいかがですか?将来を見据えて人材を育成する準備は整っているでしょうか。