接客教育を通じた人格形成を

人材教育コンセプト

点の教育から面の教育へ

この度は接客維心公式ホームページをご覧頂き、誠に有り難うございます。弊社の考え方を出来る限り正確にご理解頂くためにも、少し長くなりますが、どうぞ最後までお目通し下さい。

これまで接客教育と言うのは、大体が個人、こと「点」に対す教育タイプ別る教育ばかりでした。集合研修などで複数人数を同時に指導するシーンも見かけられますが、これは飽くまでも「複数の点」を同時に教育しているだけで、組織的教育、すなわち「面の教育」とは言えない場合が大半。弊社は点に対する教育を大切にしつつも、企業成長にとって最も大切な面の教育を極めて重視しています。

面の教育とは、すなわち教育を仕組み化し、複数の場所で同時に同じ内容の教育が組織的に行える環境を作る事。つまり教育のコンテンツ化を意味します。ただ、ここまでであれば、いずれの研修会社も意識している事なので、そう大した特徴とは言えないでしょう。そこで弊社が最も注目するのは、接客者一人一人の人格形成。

面の教育でありながら人格形成を同時に行う事、これは今までの企業教育や学校教育ではほとんど為されてきませんでした。しかし今のような無縁社会、没個性社会においては、人格形成こそが企業の将来を左右する最も重要な鍵となります。スキル教育はいつでも出来ますが、人格形成は早い段階で行う方が遙かに得策。歳を取れば取るほど、人格形成については机上の空論に成り下がってしまうのです。

弊社は人格形成を主とした接客教育を行う事により、弊社クライアント企業を発信地とした社会の再形成を狙っております。人と人が豊かな心、広い器において他人との友愛を深め、真のコミュニケーションが創造出来る社会を形成すること。これこそ接客者が最も実現しやすい社会貢献であり、何と言っても彼らの人間的・社会人的成長を最も促すことができる究極の技、と言えます。

多くの接客者は本を読みませんが、弊社の教育では本を読ませます。感謝という感覚の薄い世の中において、弊社の教育では親孝行を何よりも大切にします。目の前に立ちはだかる壁を乗り越える事を主軸とする教育業界において、弊社の教育は20年後、30年後の若者達を育てます。

接客者達も成長し、いずれ人の子の親になるでしょう。その子が成長し、新社会人と成ったとき、「うちの父・母は、あの会社で育てて貰ったんだ。だから私は立派な社会人として、堂々と生きていけるんだ」と胸を張れるような環境を、各クライアント企業の中に生み出す事。つまり、クライアント企業にとって最も誇らしい、「私は○○社で働いているんだ」と言う意識を多くの接客者達の中に生み出す事。これこそが弊社の最大の役割です。

接客維心とは

維新の維接客維心とは、簡単に言うと「接客者達を一つにまとめ、多くの人々の心を動かす」と言う意味を持っております。「いしん」と言うと「維新」が一般的ですが、本来「維」とは「大綱、つな、糸すじ、つなぎとめる」などの意味を持っているそうです。これまでの弊社の経験上、多くの場合で接客者達の心はなかなか纏まりづらいものだと言う事が判っています。そこで、彼らの気持ちをまず一つの大綱によってまとめ上げる事が重要、と考えました。
そして彼らの一つに纏まった気持ちが、多くの人々の「心」を動かしていく。つまり接客者一人一人が日本人の代表者として、世界に誇れる接客文化を発信していき、世界中の人々に喜びと幸せを感じて貰えるような存在になっていくことが最重要、と考えております。
また、弊社の基準は、温故知新の精神に基づいて日本が誇る接客を更なる高みに進化させていくこと。何でも新しくすれば良いのではなく、古い物にこそ基本が備わっている事を忘れてはいけません。そのため、「維新」ではなく「維心」とさせて頂きました。

接客理論とは

3422527接客理論を一言で表すと、優れた接客者の行動パターンを理論化した物。よくある「優れた接客事例の真似」ではなく、その接客事例が生まれるに至った経緯を理論的に解釈し、誰にでも再現しやすくしたものと言えます。簡単に言えば、お客様が商品のことをよく理解して下さる説明方法や、お客様が自分自身のことをすらすらと話し出すヒアリングの質問法などを指します。

多くの接客者達の中でも特に喜ばれる、天才的接客者。接客と言うのは人それぞれで、やりかたも千差万別ですが、天才的接客者達の接客手法はその中でも随一。ところが、これまで彼ら天才的接客者達の行動パターンをつぶさに観察し、ロジック化すると言う動きは採られてきませんでした。
弊社が着目したのはまさしくそこ。優れた接客者達の行動パターンから「売れる接客の法則」を導きだし、それを教育スキームに落とし込む事に成功したのが今から8年前。以来、多くの接客者達に「売れる接客の法則」を提供してまいりました。

維心と理論の基礎

道徳の始祖、孔丘(孔子)

道徳の始祖、孔丘(孔子)

維心と理論の基礎になる価値観は、「利休のもてなし」と「論語の道徳」。これら二つがあるからこそ、接客維心や接客理論ははじめてその真価を発揮します。そして弊社の教育の特徴として、まさしくこの「道徳教育」を施すことで、単なるビジネススキルとしての接客力ではなく、まさに人間的成長を目指した接客力の向上を実現しております。

80年代以降のビジネスマン教育は、その大半がビジネススキル教育に終始してきました。過去の「人間尊重」を中心として行われていたQCサークル活動教育など、どこへやらです。弊社はこの風潮にあらがい、どのようにすれば従業員達を人間的に成長させ、企業を支える強固な根幹へと育て上げる事が出来るかに着目しております。

本来は家庭教育や学校教育で為されるべき事だった筈の人格形成教育ですが、残念ながら家庭や学校では、満足には行われていません。昭和30~50年代の高度経済成長に伴う、核家族化・個人主義化などに代表される社会構造の変化で、道徳の教え方や子供の面倒の見方のわからない人が増えてしまったことが主たる原因と考えられます。

つまり企業が強固な根幹と地盤のもと、強く逞しく成長するには、企業が率先して彼らの人格形成をサポートしなくてはいけない時代になっているのです。そうでなくては、いわゆる雑巾のような荒っぽい人使いをしなくては、満足な企業成長を望むことは困難でしょう。弊社は2006年に接客技術教育からスタートしましたが、今までの経験上、やはり人格形成教育こそ小売・サービス業成長の主軸、すなわち接客教育の主軸に置かれるべきだと言う事を経験的に学び取りました。

接客者達の人格を形成し、自主的な人間的な成長を促すには、道徳教育こそ最も必要な要素。ぜひ、弊社と共に御社のスタッフ達を素晴らしい人間へと成長させ、御社成長の大きな足がかりを創造しましょう。

接客維心 ConsulAquila代表 小早川護

TEL 0797-25-2052 10:00 - 20:00