接客教育を通じた人格形成を

代表よりご挨拶

代表者よりご挨拶

みなさん、このたびは接客維心に興味を持ってくださり、IMGP2159まことに有り難うございます。弊社代表、小早川護と申します。

情報社会の急激な発展により、ここ20年ほど世界中の市場が混迷を続けています。グローバル経済が当たり前となり、他国の経済が自国の経済に直接影響する、ほんの30年前までは考えられないような状況が発生して参りました。

そんな混乱の時代にあって微動だにしない固定されたファン層を維持し続けている企業があります。いわゆる老舗企業です。老舗企業は、売上は落ちても下手な投資をしない限り、その経営基盤は盤石そのもの。300年400年続く老舗企業であれば、その存在そのものが「文化」となっています。現代企業は、そういった老舗に学ぶところが多い筈です。

さて、2006年の創業以来、弊社は日本独自の「おもてなし」と言う文化を世界に胸を張って紹介できるようにするべく、研究を続けて参りました。その過程で、現在の「おもてなし」の基礎概念を作り出したのは、茶人・千利休であることを発見致しております。

接客やサービスの現場においてもしばしば語られる「おもてなし」ですが、本当の意味で「もてなし」を理解・実践する接客者などほとんど見たことがありません。それ以外にも「おもてなし」を標榜する企業は多いのですが、ちゃんとした「もてなし」の概念が確立されている企業もまた、今まで一度として見た試しがありません。

「もてなし」とは一言にまとめると、「客を慮りつつ、もてなす者の個性をもって饗応すること」となります。詳しい説明はここでは省きますが、「個性」と言うキーワードをもてなしで表現するのは非常にハードルの高い作業になります。しかしそれを実現してきたからこそ、老舗企業はその存在その物を文化と言う高みに持ち上げる事に成功しているのです。

企業経営において「おもてなし」と言う概念がどのように役立つのか。千利休の教えが企業経営、そして現場教育にどのような影響を及ぼせるのか。7年半にわたる「経営」「千利休」「おもてなし」の徹底した学際研究の末、ようやく到達した

企業の個性を活かした上質な製品・サービス提供による、
企業と顧客との相互満足を通じた世の中への貢献

と言う結論。これこそが真の「企業によるおもてなし」です。

これからは日本文化が再び活きてくる時代です。米国経営学にもとづいた最新の経営テクニックも素晴らしいのですが、それ以上に日本が古来持つ素晴らしい叡智をもっと活かす事で、「日本人に合った」経営スタイルを創造する事ができます。それにより、企業の個性から生まれてくる高収益を狙ったコンサルティングを提供するべきと弊社は考えております。

花押ベクター

当社の信条、「Prud Collega et Aspirare(誇り高き仲間と大志)」、そして経営理念の実践により、日本国中のみなさまの暮らしや心を豊かにする「文化」をお届けし、社会の発展と企業の成長に貢献し続けるべく、たゆまぬ努力を続けて参ります。
どうぞご期待下さいませ。

2014年2月
ConsulAquila
代表 小早川護

TEL 0797-25-2052 10:00 - 20:00